今週から里山エネルギー株式会社との連動でさまざまな分野で活躍する再生可能エネルギー技術を紹介する「みんなの自然エネルギーコラム」を配信します。
このコラムは事業者の方々自身による記事を紹介していこうというものです。
第一弾は、日本植生株式会社の平田賀彦氏に、自身も携わる「防草発電シート」の魅力について執筆していただきました。
今回を含め、3回にわたってお送りします。
「防草発電シート」は「ボウソウハツデンシート」と読みます。
公共工事などで維持管理軽減のために近年よく活用される「防草シート」に、薄くて曲がる「薄膜アモルファスシリコン太陽光モジュール」を縫製で一体化したものが防草発電シートです。
噛み砕いて言うなら、太陽電池付の防草シートなのです。
この防草発電シートを設置することにより、従来草刈りなど維持管理に困っていた土地や斜面などを簡単に発電所にかえることができ、さらに設置後は概ね20年もの間、草刈りが不要になります。
防草発電シートの設置はいたって簡単。
候補地の雑草を下刈りして商品を敷設するだけ。土地の造成や架台の設置は不要です。
富士電機株式会社が開発したアモルファスシリコン太陽電池「FWAVE」は、少ない光で発電が出来る優れもの。
光の吸収特性が異なる2つの太陽電池層を重ねることで、幅広い波長に対しての収集効率を高めており、従来の結晶シリコン電池に比べ安定した発電能力を発揮します。
さらなる魅力は、アニール効果により夏場の温度上昇による劣化が少なく、年間を通じで安定して発電してくれます。
商品に使われている防草シート、太陽電池セル、モジュール製造、縫製ともにすべて国内生産、そして、日本の匠が真心をこめて作っている「防草発電シート」です。
次回は、この防草発電シートの活用法や事例をご紹介したいと思います。
(記事:日本植生株式会社 平田賀彦氏)
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Wilber Ruhland (水曜日, 01 2月 2017 11:52)
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