5月に下見に行き、この素晴らしさをもっと多くの方に知っていただきたいとして、今回ツアーを企画いたしました。
主催ソーラーシティー・ジャパン×運営リボーンのタッグで開催。家庭の廃食油リサイクル油BDFのバスに揺られての2日間はとてもとても有意義なものとなりました。
参加者は、栃木、群馬、茨城、埼玉、福島から14名参加。職種も、工務店、設計事務所、材木屋、NPOとバラエティーに富んだメンバーで、皆さん“ノリ”もよくもちろん、勉強熱心で企画冥利につきるというものです。
写真は車中で“自己紹介”ならぬ『他己紹介』をしているところ。ペアになってお互いの事を聞きながら相手のことをみんなに紹介するものです。こうすることで、自己紹介ではなかなか話が出来ない人もある程度話せるし、逆にずーっと話している人には一定のタガ?がかけられるので双方にメリットがあるんですね。
まずは山形県置賜郡小国町へ。その前に、地元のおいしいおそばで腹ごしらえ♪
そして、到着しました我らがペレットマン!
下見の時同様、ペレットマン!1号こと高橋睦人さんにレクチャーいただきました。詳細は前回のレポートを参考にしてください。
年間200t生産の小型ペレタイザーも見学。みなさん、ほとんど初めて見るペレット誕生の瞬間に大興奮!
次に向かうはご存知、モミガライト製造でおなじみの小国治山エネルギー研究所(株)へ。
元校長先生・菅代表のレクチャー。
これまた、みなさん、見たことのないモミガライト誕生に大興奮。この圧倒的な火力を誇る素晴らしい燃料がまだまだ生かされていないことを聞き、それぞれどう展開するか頭の中で模索ちう。
まだまだ飲めません(uu
続いては今年の4月に出来たばかりの小中高一貫教育の大事な要、小国小学校のチップボイラー施設も見学。緊急避難施設も兼ねるこの小学校は全館暖房!各教室に温水パネルヒーターで温めます。そのボイラーがこの施設。
小国で取れた間伐材チップ。これは杉。
こういうパネルヒーターが各部屋に。
とにかく素晴らしい小学校で色んな所もご紹介したいのですが、趣旨が違ってしまう為、ヒトツだけご紹介!
体育館が校舎の中にあるんです。こうすることで、体育館の熱も校舎に配られ、どこに行っても寒くない構造をしています。
これはコロンブスの卵ですね。体育館=校舎の離れ。という一般常識を覆す素晴らしい発想です。これなら、大災害の時もより多くの人々を収容できるし、寒くない。自家発電装置も備えて、3日間エネルギー遮断にも耐えられる設計です。
それもそうですが、子ども達はこんな素晴らしい環境ならさぞかし充実した時間が過ごせるだろうなと。
一足先にバスも燃料をごくごくごく。
18時。ようやく初日のお勉強が終わりました。宿に着き、お楽しみの懇親会♪
高橋さんから皆さんへ労いのお言葉。
懇親会は予想通り大盛り上がり!!!
参加者の顔ぶれを見て、間違いなくそうなるだろうなと思っていたので。
本当に楽しかったです。
どんなだったかはこの写真をご覧になれば一目瞭然かと^^
そして、二次会はお約束の高橋さん自らつくったBARへ♪
翌日は早いにも関わらず、ここでも大いに楽しませていただきました。
その後、部屋飲みした人もいるっていうから凄いですね^^;
8月6日。朝6:30朝食!部活さながらのスケジュール。
早くに出ないと日程が終わらないので皆さんにはご無理をお願いしました^^;
そして、新潟県秋葉区石油の里へ到着。
ここからのアテンドは前回同様木質ペレット推進協議会(WPPC)事務局長・佐藤靖也さん。
そして、歩いてmoreTreesの森へ。ここには前回行って無かったので、間伐30%と若干キツ目の森がどんな感じだか分かって良かったです。
中を歩くと太陽の光が下まで届いています。
因みにこちらが未間伐の森。全然違いますね。
ここで間伐された材料がペレット化され、次に向かゔようなハウス栽培の加温用暖房燃料として利用されます。
その温室がここ。このあたり一帯は花卉のハウス栽培が盛んで、これはアザレア。市場に流通している90%が新潟産。他に、シャクナゲ、ボケも日本一。それだけに燃料の問題は重要かつ死活問題なんですね。
これがペレットボイラー。ひところは100万円を超えていたのが、今ではその半分くらいになってきたと。
経産省が進めている“クールジャパン”事業にこの度採択され、来年の2月にはインテリア・雑貨界のパリコレと言われる展示会に、この鉢込のインテリアとして出展されるそうです。
まともに園芸品として世界に出てもオランダやフランスに勝ち目はないので、こういう日本独特のインテリアとして売り出した方が差別化出来ると。まさにクールジャパン!
佐藤さんの読みは素晴らしいですよね。
最後の訪問地、三条市WPPCペレットステーション。
下見の時にはなかった、木を破砕する機械も導入されていました。
その破砕機は写真にあるようなこんなデッカイ木もチップにしてしまうのです!
左奥に見える緑のがそうですね。
締めに、「コトよりモノ」「講釈より実物」下見の時に伺ったお話を再び聞き、みなさんもすーっと腑に落ちたようです。
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