10月14日佐野市中央公民館にて、田中正造の日環境フェスタが開催されました。
基調講演ではWWFジャパンの気候変動グループ長・山岸尚之さんにお話しいただきました。
本場WWFの方の資料といい事実内容といい当たり前ですがとてもリアルで本当に勉強になりました。
18世紀から現在まで世界の平均気温が約1℃上昇とあるが、「たった1℃だったら別に気にしなくては?」と思うかもしれないが、地球の大気全体が1℃上昇させるのに巨大エアコンを使ってどれだけのエネルギーが必要か想像すれば、1℃がどれだけ巨大な温度上昇かが理解できるはずと。
まさに、本当に分かりやすい例えで、私も今度この例えを使わせていただくことにしました^^
また、トランプ大統領がCOP21から離脱すると言っているが、ティラーソン国務長官はエクソンモービル前会長でその長官自ら離脱すべきでないと大統領に待ったをかけているそうですし、同国APPLE、マイクロソフト等々1600以上の企業、カリフォルニア州、ニューヨーク州、ボストン市、サンフランシスコ市等々多くがトランプが離脱しようが自分たちはこのままCOP21に留まると表明していると。
そして、「低炭素」なんて甘いことを言っている場合でなく「脱炭素」にしないと間に合わないとも。
先のAPPLEのように先進企業は再生可能エネルギー100%宣言をしていて、同社の2015の実績は95%!
H&M78%
IKEA53%
マイクロソフト100%
ウォールマート25%
真剣に100%を目指して活動していると。
投資家もこういう企業に積極的投資をすると明言していて、世界最大の投資機関・ノルウェー政府年金基金(GPFG)は石炭関連の企業を投資対象から排除する。30%以上の石炭火力発電所あるいわ炭鉱に依存している企業も対象外。
外された企業は53社。その中に日本の電力会社3社が入っている。
日本も2013年度比26%削減、2050年までに80%削減宣言をしている。
私たち一人一人の尊い行動が大きな目標達成のカギを握ってると叱咤激励をいただきました。
子ども達の未来の為に今本当に人間一人一人が考え行動しなくてはならないと改めて認識した次第です。
山岸さん、貴重なお話を有難うございました!